救急総論・診断戦略
今週は以下のトピックス! ・みんな気になるERでの心房細動の扱い方:発症から48時間以内なら安全に電気ショックをかけられるというのはちょっと古い知識。 ・心不全のときのNIRSの使い方:モルヒネはあまり使わず、ベンゾがいいかも。 ・横紋筋融解症のレビ…
今週号は、みんな気になるあんなことこんなことかも。 ・心電図で右脚ブロックがあるけど、これはキケン??? ・徐脈の実践的なマネジメント ・敗血症だと思ったけど…mimicsとしてどんな病態がある? ・最新版メイロンの使い方・考え方 ・ARC(augmented re…
例年ほどこの時期のウイルス感染→続発性肺炎は少ない印象があるけど、 それ以外の抗菌薬に反応しない系の肺炎に苦しめられていますね。 そのほか、 A lineとカフ圧で測定した血圧に乖離があるときのアプローチ 集中治療患者のRRT離脱タイミング TGA(一過性…
2026年もよろしくお願いします! 今年こそ本の執筆すすめなくては…!!! さて、今年最初の「救急医のEvidenceブックマーク」です。 日常診療を反映した各論(PRES、pneumothorax ex vacuo、血管性浮腫)と、 積読していたショックと人工呼吸器管理の論文を…
今週はちょっとニッチな内容が多かったようです。 (尿閉解除後利尿、経鼻胃管症候群、CRPS、リウマチ関連肺疾患など) Annals of Internal Medicineから最新の低Na血症に関する総説は必読です。 また、European Society of Urogenital Radiology(ESUR)か…
さて、Weekly#1です。 今週はARDS(PEEP設定、APRVってどうなの?)、AKIへのマネジメント、熱傷へのER/ICUマネジメントあたりをよく読みました。 BPPVのあとに残存するめまいにどうすんの?とか興味ある人は多そうです。 総目次はこちら appleqq.hatenablog…
このページは、 シリーズ「救急医のEvidenceブックマーク」の総目次 です。 救急外来とICU診療で役立ちそうな総説やガイドラインを、自分の興味と日々の診療に沿って読みながらメモしています。 各論文の詳しいまとめやちょっとしたコメントは、Weekly 記事…
救急外来とICU診療で役立ちそうな総説やガイドラインを、読んだそばからメモしていくシリーズ「救急医のEvidenceブックマーク」を始めます。 最近ほんとうに物忘れが激しくて、「この論文どこだっけな〜」「結局どういう結論だったっけ?」が多発しています…
久しぶりの更新です! とりあえず毎日 X で読んだ論文をポストしていくことを目標にしていますが、見返しづらくなってきました。 なので、備忘録として簡単にまとめを作っていきたいと思います。 (頑張れれば月1!現実的には2か月に1回くらい?) 蘇生 ブジ…
トラネキサム酸について総復習しておきましょう! 最近以下のnarrative reviewがでましたので紹介します。 これにさらに私見を入れ込んで、院内抄読会で発表しましたので、 そのスライドの一部を共有します。 Wang K, Santiago R. Tranexamic acid - A narra…
※リライト記事 これから救急研修に入る研修医や医療従事者に送りたい10戒を記載します。 上級医の先生は概ねご存知で遵守できていると思いますが、ハッとすることもあるかもしれません。 Evans CS, Slovis C. Revisiting the Ten Commandments of Emergency …
救急外来に来る患者さんの多くは、疼痛や苦痛を抱えています。 それをなるべく迅速かつ十分に除去することは最優先事項と言っても過言ではありません。 評価に夢中になるあまり、患者さんの疼痛をほったらかしにしていませんか? 鎮痛手段は複数ありますか?…
現在、「明日のアクションが変わる ICU輸液力の法則」という本を中心に輸液(だけではなくもっと広い概念を学べている)の勉強をしています。 明日のアクションが変わる ICU輸液力の法則 | 川上 大裕 |本 | 通販 | Amazon 特に体液量管理について考えさせら…
postobstructive diuresis(尿閉解除後利尿) ・尿閉解除後に急激な利尿がつくことがある ・尿閉解除後の2時間で200ml以上 or 24時間で3000ml以上出る場合にPODと診断する ・閉塞解除後の患者の0.5-50%で発症すると報告 (Urol Ann . Oct-Dec 2017;9(4):339-…
案外見逃しがちになってしまう、高齢者虐待。 見逃すと合併症や死亡率が増えることがわかっていますし、なによりかわいそうなのでERでなるべくひっかけられるようにしたいです。 以下を中心にまとめました。 Cimino-Fiallos N, Rosen T. Elder Abuse-A Guide…
これから救急研修に入る研修医や医療従事者に送りたい10戒を記載します。 上級医の先生は概ねご存知で遵守できていると思いますが、ハッとすることもあるかもしれません。 Evans CS, Slovis C. Revisiting the Ten Commandments of Emergency Medicine: A Re…
病歴/身体所見 ・24歳女性 ・外でランニングをした後に手が変色したとしてER受診 ・-19度の気温の中で90分間ランニングしてから、手指に掻痒感と青みがかった変色が出現したという ・手指を温めてみたが変色が悪化しているという ・既往歴なし、非喫煙者、経…
病歴/身体所見 ・15歳男性 ・2日前からの腹痛のためER受診 ・McBurney点に圧痛と筋性防御を認めた 検査 ・血液検査…WBC22800/mL, CRP2.06mg/dL ・腹部超音波…虫垂を描出することはできなかったが、心窩部に以下のような所見を認めた 胃の超音波所見:周囲が…
病歴/身体所見 ・20歳男性 ・口腔および陰部潰瘍、排尿障害、結膜充血、腹部違和感のためER受診 ・上気道炎に続発して上記症状が出現し、40度の発熱もあったと話す ・13年間にわたり、粘膜潰瘍/眼球結膜充血/流涙/発熱のエピソードが18カ月ごとに認められて…
病歴/身体所見 ・40代女性 ・2年間、右下口唇の同じ位置に繰り返す疼痛があるため受診 ◦いつも同じ場所で変わらないという ◦おおよそ1カ月に1回程度出現 ◦掻痒感を伴うことがあり、潰瘍や水疱形成することがあった ◦すべて3-5日間ほどで自然改善 ・アレルギ…
病歴/身体所見 ・71歳女性 ・右前腕の疼痛を伴う皮疹のためER受診 ・高血圧の既往がある ・皮疹は4か月前から徐々に進行していた ◦前腕中央部掌側に疼痛を伴う丘疹が2つあった ◦そこから手関節部と前腕近位部まで拡大していった ・5週間前に別の施設で0.1% f…
病歴/身体所見 ・37歳女性 ・糖尿病とブドウ膜炎の既往がある ◦冠動脈疾患/肺塞栓/深部静脈血栓症の既往はない ・4日間持続する胸痛のためER受診 ◦胸痛は胸膜痛/圧迫感/労作時に悪化/両上肢に放散していた 検査 ・ER受診時のECGは以下 I/aVL/V1-2でSTE、aVR…
病歴/身体所見 ・61歳男性 ・統合失調症/薬物乱用/C型肝炎/ヘロイン使用による亜急性細菌性心内膜炎/慢性両側膝関痛を既往に持つ ・左膝関節痛の増悪のためER受診 ・BP106/65mmHg, BT36.3℃, HR99bpm, RR20, SpO2 99%, GCS15 ・神経学的異常なし、心音や呼吸…
病歴/身体所見 ・62歳男性 ・COPD既往あり ・2日前から持続する呼吸困難のためER受診 ◦2型呼吸不全を呈していた ・気管挿管され人工呼吸器が装着された ・鎮静薬としてpropofol持続静注が開始され、ICU入室となった ・入院第5病日、尿が緑色に変色していた …
今日は4択問題です。 症例が示す診断はどれでしょうか? A)パーソナリティー障害(borderline type) B)統合失調症 C)強迫性障害 D)作為症(Factitious disorders) 症例 ・38歳女性 ・疼痛に苦しんでいる様子があり、警察に連れてこられた ◦過去8カ月間…
病歴/身体所見 ・39歳女性 ・既往歴なし ・3日間で急速に進行する顔面のびまん性膿疱性発疹、口唇びらん、羞明感が出現し入院となった ・入院して2日後、体表面の70%以上に及ぶ粘膜皮膚に水疱形成を認めた ・この時点で、頻脈/尿閉/嚥下困難が出現していた …
病歴/身体所見 ・12歳女性 ・喘息の既往あり ・両上腕~手にかけて、疼痛を伴う水疱が出現しER受診 ・受診数日前に誕生日パーティーに出席し、同部位にhenna tattooをしてもらった ・初期には掻痒感があり、hydrocortisoneクリームを塗ったが効果がなかった …
肺の超音波検査について、とても読みやすく概要が捉えやすいreviewがありました! まずは論文を基に説明するので、肺エコーをマスターしましょう! 豊富な画像と動画があります! そして、ついでにBLUE protocolを紹介するので、 呼吸困難への対応も完璧にし…
NEJMからのreviewです。 最近職を失って引きこもって病状が悪化してしまう人や、 過剰に太る人や逆に過剰に痩せてしまう人の受診が増えたように思います。 神経性食思不振症についてまとめてみました。 Mitchell JE, Peterson CB. Anorexia Nervosa. N Engl …
救急外来において、スタッフ間でコミュニケーションをとることは 患者の安全性を担保しつつ効果的な対応を行う上で必須です。 あれ、なんでまだこのオーダーやられてないんだろ… こんな重症ならもっと早く声かけてよ… 患者についての情報はカルテに書いてあ…