このページは、「りんごの街の救急医」の総合案内ページです。 救急外来・ICUで遭遇する症候、疾患、pitfall、ガイドライン、文献レビューをテーマ別に整理しています。 「今すぐ診療で確認したい」 「あとで深掘りしたい」 「研修医に教えたい」 「症例報告…
今回は「首が腫れて息が苦しい」という、ERでは日常的な訴えから始まる症例です。 ところが蓋を開けてみると、なかなかお目にかかれない病態が隠れていました。 まずは症例から見ていきましょう。
救急外来でくも膜下出血(SAH)を見逃してしまった、というニュースを時折目にします。 頭痛で受診した患者が帰宅後に重症化した、初診時には診断がつかなかった、、、 そういった報道に触れるたび、明日は我が身だと身が引き締まります。 これは決して「他…
非外傷性の横紋筋融解症をみたとき、 運動・薬物・長期臥床…???と つい原因を体の「外側」に探しがちです。 でも今回は、筋痙攣を主訴に来院した若い男性の背後に、まさかの肺炎が潜んでいたという症例です。 横紋筋融解+AKIの裏にレジオネラというのは…
褐色細胞腫クリーゼを3つの病型に分けて、 それぞれに対応しそうな症例報告を3本並べてみてみようと思います。 というのも、教科書的には「高血圧で暴れる病気」という顔で覚えている先生が多いと思うのですが、実際の症例を見てみると、 高血圧で来る人もい…
「事故で首が痛い人が救急搬入されますよ~」 よくある日常ですよね。 外傷患者が運ばれてきて、とりあえず頸椎カラーを装着したまま全身検索を行うことになります。 明らかな頚椎外傷があればそれでいいのですが(専門領域の整形外科へ依頼!)、 問題はあ…
ある日の救急外来、前日に入院した人のレビューをしていると… 「先生、昨日大腿骨骨折で入院した患者さん、なんか今朝から息が苦しいって言ってて…SpO2もちょっと下がってます」 「え、肺塞栓?それとも誤嚥かな…」 研修医と一緒にベッドサイドに向かいなが…
上部消化管出血の患者をみたとき、鑑別の上位に「大動脈腸廔(aortoenteric fistula:AEF)」を据えている先生はどれくらいいるでしょうか。 正直、私自身もERで吐血の患者をみたときに真っ先に思い浮かぶのは消化性潰瘍や食道静脈瘤で、大動脈はだいぶ後ろ…
ツツガムシ病、 なんとなく「春~秋に山に入った高齢者で発熱と皮疹があれば疑う」くらいの認識で止まっていませんか? でも、実は1年間に世界で100万人が感染していると推定される疾患で、未治療ではその死亡率もバカにできません。 そして、診断のキモとい…
今回は救急医も知っておかなければならない(ERやICUで遭遇しうる) CRS:Cytokine Release Syndrome ICANS:immune effector cell-associated neurotoxicity syndrome について。 CAR-T細胞療法、二重特異性抗体、T-cell engager、tarlatamabなどの免疫療法…
最近、こんな症例を経験しました。 「家で転んで、立ち上がれなくなったって言うんですけど…」 「レントゲン撮ったら、恥骨枝に骨折線がありそうです」 「歩けはするみたいなので、帰宅でいいですか?」 さて、どうすればいいんでしょうか。 高齢者が転倒し…