循環器
所属施設を変えてから1か月経ちました。 ER業務で日々研修医や専攻医らと奮闘していますが、その様子を少しでもみなさんと共有したい…! そこで、"Real ER Round"と称して、簡単に振り返ったことをまとめていきたいと思います。 診療のスキマ時間の数分で振…
心房細動は、ERでも病棟でも遭遇しない日はないと言えるほど頻度の高い疾患です。 高齢者や重症患者ではその有病率が有意に多くなり、もはやcommon diseaseとなりました。 しかし、対応に苦慮することが多いのも心房細動だと思います。 頻脈でバイタルサイン…
いまだ出会ったことのない疾患…Kounis症候群。 まだ報告されてから30年ほどしか経っていませんが、だいぶ認知度も上がってきたこともあり、報告が増えているそうです。 今回はKounis症候群について簡単にreviewしたいと思います。 Fassio F et al. Kounis sy…
PAFに出会ったときにどのように対応しますか? 患者の背景や心房細動の発症時間によって対応はまちまちですが、 基本的な対応指針は以下のようになります。 ・血行動態不安定なら同期下cardioversion ・血行動態安定している場合ならrate controlでもrhythm …
肺塞栓診断は結構難しいです。 ERにくるそれっぽい患者すべてに造影CTするわけにもいきませんし、 それでいて見逃すと致命的です。。。 みなさんはどのように診断していますか? NEJMより、外来診療する医師には必見の研究が発表されました! 低リスクならD-…