外傷
妊婦の外傷のときに必ず考えておかなければならない重要疾患として、 常位胎盤早期剥離があります。 妊婦の重症外傷って当院ではそこまで多くないし、 そもそも正常/異常な胎盤のCT所見なんぞさらに見たことがないため、 ここで一度勉強しておくことにしまし…
前回から引き続いて、痛みへのマネジメントです。 今回は、ERにおいて役立つ神経ブロックをまとめておきます。 強い疼痛を除痛するため、処置をするときの鎮痛などで役立つこと間違いなしです。
ついに出ました!CRASH-3! トラネキサム酸(TXA)はいまや出血イベントに対してはほぼルーチンのように使用されています。特に受傷3時間以内の外傷に対しては有効とされていますが外傷性脳損傷(TBI)に対しての効果については小規模の研究のみでした。 今…
動物咬傷も最終回になりました。 今回ははじめに提示した症例をどう対応するか考えてみましょう。 そして、ピットフォールについてまとめておきましょう!
動物咬傷reviewも後半戦です! (Trauma Reports 2018;19(3):1-12.) (Emerg Med Pract. 2016 Apr;18(4):1-20.) 医師によってだいぶマネジメントは差異がある部分だと思います。 大原則をここで押さえましょう!!!
前回に引き続き、動物咬傷のreviewです! 今回はmanagementに必要な病歴聴取、身体所見、検査についてです。 以下の文献からまとめています。 (Trauma Reports 2018;19(3):1-12.) (Emerg Med Pract. 2016 Apr;18(4):1-20.)
救急外来では創処置、特に動物咬傷がらみはたくさん診療の機会があると思います! でも、対応については意外と整然としたものがなくて医師によって異なったりして実際のところどうなんだろうと悩むことも多々あると思います。 これを機に動物咬傷マスターに…
小児軽症頭部外傷のときには「PECARN Pediatric Head CT Rule」を使う人も多いと思います。わたしもよく使用しています。 でも、コレって受傷後24時間経過した患者は除外されています。 では、受傷後24時間経過してから受診した患者ではどのくらいの重大な頭…