ER診療で困ること
熱中症診療はどちらかと言えば、ダイナミックで陽的なマネジメントを行います。 一言でいうなら、お祭り騒ぎです。ワッショイ! さて、季節が変わって低体温になる患者さんも増えてきました。 こちらの低体温は、「静かに静かに」陰的なマネジメントを要求さ…
血液ガス評価の基本ステップは、よく教科書に記載がある通りです。 いつでもお作法通りに評価することで見逃しを最小限にすることができます。 なかでもアニオンギャップ(AG)を見ておくことは超重要であり、これによって鑑別が大きく変わります。 さて、AG…
最近、研修医と議論になったことがあります。 「この高齢者、転倒して頭をぶつけたそうだけどすごいなんともなさそうだよね」 「CTって撮った方がいいですか…?」 さて、どうすればいいんでしょうか。 路上で倒れていた60歳代男性に対して、 初期対応の際に…
ケタミン、日常診療で使っていますか? 今回は ・気管挿管 ・処置時の鎮痛鎮静(Procedural Sedation and Analgesia: PSA) において、どのように効果的にケタミンが使用できるのか見ていきましょう。 ケタミンを使いこなせるようになると、ER診療で戦える幅…
救急外来では、患者さんの感情が高ぶり暴言・暴力などが発生することがあります。 非薬物的な対応のしかたを知っておきましょう。 自分とスタッフを守れるようになってください! 今回は、危険な状況を回避するために必要なスクリーニング方法や非薬物的な対…