NEJMよりTIAのreviewが出ました! いつもそうですが、まとめの図が秀逸でした。 いまやTIAもDAPTの時代なんですね~。 Pierre Amarenco et al.Transient Ischemic Attack N Engl J Med. 2020 May 14;382(20):1933-1941.
アナフィラキシーガイドラインの最新版が出ました! Marcus S Shaker. et al. Anaphylaxis-a 2020 Practice Parameter Update, Systematic Review, and Grading of Recommendations, Assessment, Development and Evaluation (GRADE) Analysis J Allergy Cli…
ERにアルコール使用障害(Alcohol-Use Disorder: AUD)の患者はよく受診します。 それぞれのERにお得意様のような患者さんがいるのではないでしょうか( 一一) 「酒飲みはめんどくさい~」と声が聞こえてきそうですが、 めんどくさがっていると重大な合併症で…
前回から引き続いて、痛みへのマネジメントです。 今回は、ERにおいて役立つ神経ブロックをまとめておきます。 強い疼痛を除痛するため、処置をするときの鎮痛などで役立つこと間違いなしです。
救急外来において、スタッフ間でコミュニケーションをとることは 患者の安全性を担保しつつ効果的な対応を行う上で必須です。 あれ、なんでまだこのオーダーやられてないんだろ… こんな重症ならもっと早く声かけてよ… 患者についての情報はカルテに書いてあ…
門脈内ガス(hepatic portal venous gas: HPVG) と 胆道気腫(pneumobilia)は見分けがつきづらい 。 頻度としてはそこまで多くないけど遭遇すると非常に悩ましい。 いずれにせよ重度の疾患が隠れていることが多いし…。 今回はこれらの鑑別方法について調べ…
急性膵炎のレビューを読みましたので紹介します。 NEJMに2016年に掲載されたものでやや古いですが、 最近発表された経腸栄養に関するCochrane reviewや日本発信の疫学調査についても 併せて紹介します。 N Engl J Med. 2016 Nov 17;375(20):1972-1981.Acute …
めまいの患者診療においてHINTSはもはや知らない人がいないくらいに有名になっているかもしれません。 HINTSはAVS(acute vestibular syndrome)に対して行う身体所見です。 ※BPPVを疑う人にやっても意味ありませんよ。 AVSとは以下を満たすめまい患者です。…
上部消化管出血を疑う患者が来たときには、 最終的には内視鏡をしてもらって診断→治療につなげます。 日中であれば消化器内科にコンサルトして対応を協議でよいですが、 夜中にはなかなかどうするか悩むところです。 上部消化管出血に対する内視鏡のタイミン…
二次性頭痛の重要な鑑別として頸動脈解離や椎骨動脈解離があります。 若年性脳卒中の約20%ほどの原因となっており、見逃しは永続的な神経障害の原因となるため避けたいところですが、比較的まれなこともあり、診断はなかなか難しいです。 個人的には、特発…