急性膵炎のレビューを読みましたので紹介します。 NEJMに2016年に掲載されたものでやや古いですが、 最近発表された経腸栄養に関するCochrane reviewや日本発信の疫学調査についても 併せて紹介します。 N Engl J Med. 2016 Nov 17;375(20):1972-1981.Acute …
めまいの患者診療においてHINTSはもはや知らない人がいないくらいに有名になっているかもしれません。 HINTSはAVS(acute vestibular syndrome)に対して行う身体所見です。 ※BPPVを疑う人にやっても意味ありませんよ。 AVSとは以下を満たすめまい患者です。…
上部消化管出血を疑う患者が来たときには、 最終的には内視鏡をしてもらって診断→治療につなげます。 日中であれば消化器内科にコンサルトして対応を協議でよいですが、 夜中にはなかなかどうするか悩むところです。 上部消化管出血に対する内視鏡のタイミン…
二次性頭痛の重要な鑑別として頸動脈解離や椎骨動脈解離があります。 若年性脳卒中の約20%ほどの原因となっており、見逃しは永続的な神経障害の原因となるため避けたいところですが、比較的まれなこともあり、診断はなかなか難しいです。 個人的には、特発…
米国のERでは65歳以上の患者が約15%を占めるそうです。 …ふふふ、大したことないですね。当院はその3倍以上は来ていると思います。 それゆえに、(偉い先生は病歴と身体所見だけで大体診断がつくっていってますが) しばしば非特異的な症状を訴え、併存疾患…
PAFに出会ったときにどのように対応しますか? 患者の背景や心房細動の発症時間によって対応はまちまちですが、 基本的な対応指針は以下のようになります。 ・血行動態不安定なら同期下cardioversion ・血行動態安定している場合ならrate controlでもrhythm …
よく外来でドレナージされる自然気胸に関して、 「そんなにドレナージしなくていいんじゃないの?」という問いかけを行った研究がNEJMより発表されたので紹介します。 N Engl J Med. 2020 Jan 30;382(5):405-415. doi: 10.1056/NEJMoa1910775.Conservative v…
小児版SSCGが出ました! 小児敗血症は、成人に比較して圧倒的に遭遇頻度が低いですが、 もしものときに対応できるようにガイドラインには目を通しておきます。 まずは推奨のまとめのみ書き出します。 Intensive Care Med. 2020 Feb;46(Suppl 1):10-67. doi: …
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2020-2021年にNICEガイドラインも改訂されるようです。 それまでに暫定的な推奨事項を示すために作られたガイドラインみたいです。 BSPED Interim Guideline for the Management of Children and Young People under the age of 18 years with Diabetic Keto…